今日は卒業から何十年ぶりでしょうか、母校長崎南校へお邪魔しました。平成25年度より文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(Super Science High school )の指定を受けているそうで、今年で8年目。今回は、新型コロナウイルス感染症防止策の中での校内に生徒を分散し密集を避け、規模を縮小しての開催とのことでしたが、数多くの充実の研究テーマ設定による、第3学年課題研究発表会を少しだけのぞいてきました。
1年時に個人やグループでテーマを絞り、約2年間そのテーマにそって世界各国や他都市の事例を調べたり、課題を抽出して解決のための仮設をたてたり、さらに学校などでアンケートやヒアリングを実施したり、そして根気づよく実験してデーターを集め、考察まで導いたりした集大成、今日のポスター発表でした。
課題研究は大きく①環境科学の分野、②生活科学の分野、③産業科学の3つのカテゴリーに分かれていて全部で65のテーマでの発表でした。とても全ての成果を時間内で拝見することは叶わなかったのですが、フルタイムで拝聴させて頂きました。3年生の発表に自分達がやってきた事を伝えようとする今の若者達の真剣さが伝わってきました。
僕が感心したテーマに
①環境科学分野では、「野菜工場の研究」、「音が肉の腐敗と植物の成長に与える影響」、「腸内環境再現事件におけるキクイモイヌリンによる善玉菌増加」
②生活科学分野では、「貧困なき世界を目指すために私たちにできること」、「児童虐待のない未来の為に」、「過疎地域のくらしを支えるコンビニ」、「長崎を訪れやすい観光地にするために」
③産業科学分野では「新発電法の発見」、「防災マップを作成する」、「身の回りにある自然放射線」などがありました。
発表3分、質疑応答3分のハードルが高いプレゼンテーション環境の中で、私自身が最も興味を持った発表は、①環境科学分野における「簡易組織培養法の開発」でした。内容は絶滅危惧種(レッドブック)に載っている長崎県の植物のクローン栽培の実証実験とその考察。専門分野外の私でも、テーマの持つ意味と実験のアプローチ、考察から見える課題とこれからの取組み等が分かりやすく理解できて、思わずこれからの研究費がどれくらい必要ですかと質問してしまいました。
あとで、高校時代同級生の教頭先生にその感想を伝えたところ、その発表はアジアで開かれた研究発表の機会にもプレゼンテーションされたものだとか。
中学生や高校生の時代に 1つのテーマを深堀りして探求していくことは、これらからの彼らにとっても、私たちの長崎のまちにも非常に重要な取組みだと改めて痛感しました。同時に、きらきらとした今の高校生がまぶしく、また後輩達が頼もしく感じられました。
いや〜、変わってましたね。生徒も学校も。今日の僕はまるで浦島太郎さんでした。
また、近く 次の世代を担う若者達とこれからのまちづくりや、若者達がやりたいことについて沢山、議論したいものです。後輩の皆さんのこれからの取組みと可能性のある未来を祈念しつつ、初夏の母校をあとにしました。