2020.06.17 再び長崎は日本の希望になれるか?

さすが、神戸市。長崎市と同じ開港5都市。湊町として多様なヒトとコトを受け入れてきた街。重層の歴史の中にも,今でも新しいイノベーションの風が吹いている。

神戸市は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者や市民の方々へ支援制度を紹介する支援総合サイトを独自に設置し、中でも給付金の申請状況確認サイトは、申請者が自分で確認出来る新しい仕組みらしい。長崎市も含め他都市では多くの職員が電話やメールで個別対応している状況だったり、外部へ対応委託したりしている状況、つまり人海戦術でこの急場を対応しようとしてる。今日の長崎市議会6月定例会最終日でも、特別定額給付金の対応は人員をさらに増強して対応を急ぐとの長崎市長の答弁だった。実際の給付対応はどの自治体でも同じように多くの職員がかかっていると思うのだが、一方の神戸市はたったひとりの職員が1週間で確認できるサイトを構築したそうだ。

https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/protection/corona_shien.html

これまでも神戸市はスタートアップ企業と協働し、地域課題を解決するプロジェクト「Urban Innovation KOBE」(アーバンイノベーション神戸)に取り組み、さらに市職員自身が社会課題にすぐに対応出来る環境を後押しし、さらにITソリューション開発のため、日本マイクロソフト社と連携していた。さらに、注目されるのは、これまで神戸市が開発したサービスは、神戸市以外の多くの自治体が利用できるように、オープンソースとして公開する予定らしい。なんと開かれた考え方!

使い手の視点から有用性(必要性)を発見し、さらに様々なイノベーションを手にしてカタチにするため、関わる人達の根底にデザイン思考が欠かせない。今も昔も、若い世代や次の世代、外部の人達から選ばれるのは、まだ見ぬ新しさと可能性に溢れる場所である。

幕末期に日本中から優秀な若者が長崎游学へと集まった。その中のひとりは「長崎は日本の希望だ」と語り、彼はのちに、265年続いた体制の大変革に繋がる提言書をまとめたとされる。

時代を越えて彼に憧れ、彼らのような新しい未来を創ろうと奔走する若い力。彼らを育み、可能性を後押しできるまちを目指すことは今からでも可能だと信じる。

デザイン思考の組織と空間認識力のある若いリーダーを育てる環境づくり。経験豊かな先輩達との先を見通したしくみづくり。かつての希望の地をあきらめの地にしてはいけない。

厳しいさが予想されているこれからの時代、デザイン思考型の組織とそれを推進するイノベーティブなひとりひとりの考え方と行動力が、今の希望の地へとカタチづくる。

再び長崎はこの国の希望になれるか?若者達への希望に地になるのだろうか?

投稿者: 梅元建治

うめもと建治 プロフィール 1967年 長崎市生まれ。県立長崎南高等学校(23回生)〜長崎大学工学部卒業後、九州芸術工科大学環境設計学科岡研究室に在籍。福岡市の(株)環・設計工房にて、建築設計、地域計画、市街地活性化事業、環境デザインを担当 父の死去に伴い2000年~有限会社海産工房梅元 専務取締役。茂木商工会青年部部長、(財)ながさき地域政策研究所登録研究員、長崎県行財政改革懇話会委員(県総務部)、県立大学長崎シーボルト校非常勤講師、地元テレビのコメンテーター等も経て2010年から一般社団法人ナガサキベイデザインセンター代表理事。 【現在の所属】 長崎市議会議員(自民創生会派)、長崎県景観形成(地域振興)アドバイザー、長崎居留地まつり実行委員会事務局長、NPO法人長崎コンプラドール理事、長崎近代化遺産研究会理事、長崎市ブランド振興会企画部会長、長崎市立梅香崎中学校PTA会長ほか

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